抜群の押しごこちを求めて

 

こんにちは。 南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ阿部です。

さっそくですが、クロノグラフは仕組みによって何種類かに分類されます。
まず機械の方式によって・・・
・一体型→クロノグラフ機構が基本ムーブメントに組み込まれたもの

例 オメガCal.861

・二階建て→ベースムーブメントの上にクロノグラフモジュールを乗せてあるもの

例 オーデマピゲCal.3126
こちらについては次回詳しく解説したいと思います。

今回はボタンの押し心地についてです。
つまりクロノグラフ動作のスイッチ部分についてお話いたします。
時計好きの方ならよく聞いたり、目にしたりすると思いますのが
カム式とコラムホイール式です。
一般的にカム式よりコラムホイール式のほうが高級だと言われたりします。
確かに昔はそうでした。

一番の大きな理由は製造方法の違いによるものでした。
カム→金属の板を打ち抜いて大量生産できる
コラムホイール→金属を削り出し加工するので手間とコストがかかる
といった面でした。

カム         コラムホイール

そしてもう一つが、プッシュボタンの「押し心地」です。
簡単に説明しますと、カム式はバネでレバーを押して動作させる。
対してコラムホイール式はレバーの爪で引いて動作させる
という動作の仕組みに違いがあります。
その為「押す」カム式は力が必要なためボタン操作が硬くなります。
対して「引く」コラムホイール式は軽くなるのです。

現在では金属加工の技術が向上したため、コスト面での差は解消されました。
そして押し心地に関しても現在はカム・コラムホイール共に
「押す」方法に変わっています。
理由としては、「引く」方法は誤作動を起こして故障が起きる事がありました。
その為現在のクロノグラフは一昔前よりボタン操作が固く感じるかも知れません。

しかし、今回ご紹介するウブロ 「ビッグバン・ウニコ」は既存他社のクロノグラフ
のボタンとは「押し心地」において一線を画しています。

 

ご存じのとおり完全自社開発のムーブメントです。
UNICO=UNIQUE
スペイン語で「独創的」の意味です。
ウブロの真骨頂です。

そして肝心のプッシュボタンの「押し心地」は
カム式にはない軽さを実現しています。
更にウニコムーブメントの素晴らしいところは、
クロノグラフの誤作動がほとんど無い所です。
レバーは引きの動作でこの動きの正確性は
他のブランドの追随を許さないところでしょう。

パワーリザーブ72時間という長時間駆動に加え
フライバック機能を備えています。
しかも、そのクロノグラフを制御するコラムホイールは
文字盤側に配置された正に「独創的」で他に類を見ないデザインです。
そしてコラムホイール式ならではの
滑らかなプッシュボタンの押し心地をご堪能下さい。

是非実物を店頭にてご覧くださいませ。

 

商品ページはこちらからどうぞ。

ウブロ – ビッグバン ウニコ

Ref. 411.NX.5179.RX
ムーブメント 自動巻き
素材 チタン
防水 100M防水
ケース径 45mm

その他のビッグバンウニコはこちらからご覧頂けます。

 

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